★[雑記] 内職商法？ [20:22]

ある日の昼下がり、私の携帯に一本の電話が来る。

それはものすごーーーーーーーーく、怪しい電話であった。

先週あたりからその番号からの電話はあったのだけれど、しばらく母方の実家に帰省していたため、でれなかったのだ。

んで、でてみる。

相手Ｋ(以下Ｋ)：「もしもし、○○さんの携帯でよろしいですか？」
私：「はい、そうですがどちらさまですか？」
Ｋ：「わたくし、Ａ社のＫともうします。この度は資料請求、誠にありがとうございます。」

この時点でおかしいと思うのです。

Ｋ：「今回資料請求していただいた、サイドビジネスの件なんですけれども、今1，2時間おじかんよろしいでしょうか？」
私：「はい、かまいませんけど」
Ｋ：「ありがとうございます。それではお話しの方はじめさせていただきますね」

このとき、既にTera padをあげてメモの準備

Ｋ：「実はですね、サイドビジネスにご興味がおありだと聞きまして、お電話差し上げたのですが、当方でご紹介しているサイドビジネスには2種類ありまして、普通にWordなどの文書ファイルを使って入力していただく、テキスト入力系、特別なソフトとJavaという知識を使っていただくプログラム入力系とあります」
私：「はい。テキスト入力の方はよくききますよね。」
Ｋ：「そうですね、ただテキスト入力のほうは個人情報保護法のせいでどんどん、仕事量が減っているのが実情なんです。そこで、○○さんにごしょうかいしたいのが、javaという知識を使ってプログラムを書いていただく、プログラミング入力のお仕事です」

ここですでにおかしいのですよ。javaなんぞ難易度の高い者を素人に勧めるのかと。

Ｋ：「素人の皆様でも簡単に取り組める内容の仕事となっておりますので、○○さんでも簡単にできますよ。」
私：「そうなんですか。で、どんなソフトを使うんですか？」
Ｋ：「最近注目されてる、javaっていうのをごぞんじですか？」
私：「えぇ、しってますが。Ｃ言語ではなくて、javaなんですね」
Ｋ：「Ｃ言語もごぞんじなんですか、ちょっと資料の内容と違いますね、Ｃ言語はもう落ち目ですからねー」

おい、おっさっん、Ｃ言語は落ち目じゃねーぞ。しかも、その資料の内容って何だよｗ

しかも、私の質問ヌルーしとるしｗｗ

Ｋ：「javaのほうが初心者さんには好評でして、簡単に仕事を進められる一番有力な言語なんです。」
私：「そうなんですねー」(←割となんにもしらなさそうなフリ)
Ｋ：「○○さんは、一日に何時間くらいお時間とれるご家庭なんですか？」
私：「そうですねー、半日は確実かなぁ」
Ｋ：「それはいいですねー。資料請求時に書いていただいた内容より多いですね」
私：「そうですか？半日くらいは大体とれませんかね？」
Ｋ：「ところで、○○さんはjavaの知識に関しては初心者とありましたが、当方ではそういう初心者さんのために、あるソフトを紹介してるんですよ」

きたよ、超怪しいはなしｗ第一おまいさんの会社の資料請求してねーからｗｗｗｗ

私：「ソフトってMicrosoftさんとかの支給品ですか？」
Ｋ：「いえいえ、そんな大それた物ではなくて、もっと簡単で時間を自由に使える簡単なソフトです。当方の仕事内容は、月にして大体40h〜60h、時給にして1500〜3000/hですね。」
私：「時給良いですね。それで一日半日あれば、それなりに？」(←もう言わせたい放題)

すっかり、自由気ままに話すＫ。Microsoftの開発環境は有名なはず。

そもそも、月に40h〜60h縛られるのは好きじゃない。それあんま自由なくないですかー？(*^-^)

Ｋ：「それで、使っていただくソフトが、4拓問題、プログラムタイピング、穴埋め問題のソフトで、java職人っていうんです」
私：「聞かない名前のソフトですね、それだけで仕事が出来るんですか？」
Ｋ：「もちろん、もうみなさんに好評を頂いている学習ソフトです。ただこのソフトは当方と大手メーカー4社ほどの協力の元作成された、高レベルのソフトで市販できないボランティア品なんですよ」

トレーニングソフトということは、解りました…が、ボランティア品で市販できない高レベルってなんじゃい。

私：「ボランティア品？それは無償ということですよね。」
Ｋ：「こちらで勉強していただいて、10万前後の収入をjavaプログラミングで得ることが出来まして、その翌々日に2万円必要経費として指定口座より引き落とされるんですが、サイドビジネスに必要経費というのはご存じですよね。」
私：「それは各会社さんによってちがいますけど、なんでそんなに必要なんでしょうか？」
Ｋ：「実は大変いいにくい話しなんですが、java職人のソフトの価格が498,000なんですね、その分月2万円を3年間お支払いいただくシステムなんです。」

はひ？ちょっとまって、2万×12ヶ月として24万それ掛ける3年？72万？？

おかしくないっすかねー？

私：「はぁ、それでどういうことでしょうか？」(←分ってない降り)
Ｋ：「じゃぁ、2万掛ける12ヶ月って計算できます？」
私：「あ、私計算苦手で…」(←実はもう終わってる)
Ｋ：「2万掛ける12ヶ月で24万ですよね、それを3年間ですので、72万ですね」
私：「え？じゃぁ、ソフトの代金と釣り合いませんよ？」
Ｋ：「その一部が当方の新しい人材育成に掛かる必要経費なんですよ」
私：「は？どういうことですか？」
Ｋ：「当方で○○さんのような新人を育成するために、72万の一部を当方にお納めいただいて、それで契約更新をするということです。」

もうわけわかりませんｗおもっくそ怪しい

私：「そのソフトで、ナニガできるんですか？」
Ｋ：「それは当然の質問ですよね、先ほども申し上げましたが3本の学習で、javaの基礎知識とjavaに必要なタイピングを行っていただこうというものです」
私：「要するに、トレーニングソフトということですね？」
Ｋ：「そうです。一般的にいえばそうですが、こちらでは職人ソフトといわれてます」
私：「違いは？」
Ｋ：「そうですねー、各社共通でつくってますので企業さんから○○さんにお仕事のオファーがあるんですが、そのオファー以上のことは求めないということでしょうか。」

市販のソフトじゃ出来ないことを押しつけるということか…(苦笑)

Ｋ：「当方で登録していただいてる皆様は、このソフトの評価は高いようで、皆様大体15万程度の収入があるみたいなんですね。それで、ぜひ○○さんにもとおすすめしてるわけなんですが、やってみたいですか？」
私：「元々そういう事柄には、興味はありますが、やってみたいかと聞かれれば、ＮＯですね。それは、確実な収入があるという保証がないからです。」
Ｋ：「それは気にしなくても大丈夫です。企業さんからオファーが○○さんのもとにメールなどで伝えられてそれを、賛否するのは○○さんのほうですので、１００％の仕事があると保証できます。」
私：「内職のお仕事っていうのはそんな楽な物だとは聞きませんが、そちらの仕事はそんなに楽なんですか。」
Ｋ：「そうですね、企業さんから直接皆様に仕事の依頼がありますので、１００％です」

うっわ…、怪しさに輪に掛けてあやしくなりやがりましたｗ

Ｋ：「ところで、ご主人様はサイドビジネスについてはご協力的なんでしょうか？」
私：「えぇ、在宅ワークをしたいといったのは私ですから。やりたいなら、やってみていいよと言ってくれてます」
Ｋ：「それはよかったですねー。良く反対される旦那様多いみたいですけど」
私：「主人は、一応パソコンを使った仕事をしてますし、結構知識は豊富なので、出来ないことがあったら手伝ってくれるそうです。」
Ｋ：「知識ってどの程度の物なんですか？」
私：「えーっと、テクニカルエンジニアと情報セキュリティとなんだったか資格持ってますよ」
Ｋ：「それはどこ監修のしけんですか？」
私：「え？総務省管轄の試験だったと思うんですけど、ご存じないですか？」
Ｋ：「あ、あぁそういうのもありましたね。情報セキュリティってどこでもやってますから」

もうボロが出たｗｗｗちなみにテクニカルエンジニアとしか覚えてなかったけど正確にはネットワークと情報セキュリティを持ってる。

私：「情報セキュリティの試験ってどこでもやってるんですね、知らんかった」
Ｋ：「ご主人はどんなことなさってるんですか？」
私：「えっと、自分で鯖構築してRaid組んでますが」
Ｋ：「れい…ど…？あぁ、Raidですね。なるほどー」
私：「主人はプログラマなので、色々なこと知っていますよ。」
Ｋ：「Ｃ言語お使いなんですか？」
私：「javaの知識も持ってますし、Ｃ言語も使ってます」
Ｋ：「……(間が開く)どこでおつとめなんですか？」
私：「Ｓ(メーカー名)ですが。」
Ｋ：「Ｓは当方とも取引のある関連企業です。じゃぁご主人のお名前は当方は存じ上げてますね」
私：「そんなに、情報がツウツウなんですか、Ｓもすごいですね」
Ｋ：「えぇ、よくお客様のところにもオファーがいっているようなので、お世話になっているところです」

ほほー…。ボロでまくり、焦りまくり、Raidのことしらなさそうーｗ

情報セキュリティの試験をどこでもやってるわけないじゃんｗｗｗ

そもそも個人情報保護なんたら言ったそばから情報ツウツウっておいｗｗｗ

私：「じゃぁ、主人に聞けばお宅の会社のことも少し耳にしてるかもしれませんね、帰ったらきいてみます。」
Ｋ：「そ、そうしてください。と、ところでうちの会社では、お客様一人一人に受理番号を与えてるんですが、○○さんというお名前はは何人もいらっしゃるので、番号でお呼びしても良いでしょうか？」
私：「え、番号？」
Ｋ：「受理番号を人事総務部よりお電話がはいるので、それを手元にメモしていただければ…」
私：「はい、もうとっくにメモ帳にタイピングしながらやってますんで」
Ｋ：「あ、そ、そうですか。では、書類をお送りしますので、それにサインをして返信していただければいいので、その際、免許証か健康保険証のコピーとクレジットカードの番号などの紙を返信封筒に入れてお送りください。」
私：「はい、わかりました。で、その書類はサイドビジネスの契約書なんですか？」
Ｋ：「いえ、あの、ですね、java職人で学んでからの契約になりますので、現段階では契約というわけでは…」
私：「え？どういうことですか？」

あーぁ。クレジットカードの番号なんて…書くわけねーだろ( ゜Д゜)ゴルァ!!

Ｋ：「えと、お時間も迫ってきましたので…」
私：「え？」
Ｋ：「書類を返信いただきましたら、まらこちらからお電話差し上げます。今後とも宜しくお願いします。それでは、失礼いたします。」

…逃げたな？

今日その、“資料”とやらが届いたし、もしかしたらツヅク？ｗｗ

怪しい商法に巻き込まれた(j)ですた・ｗ・

★[雑記] 内職商法？ 勝手に続き [21:05]

帰宅した(s)です。こんばんは。

帰ったら資料届いてて見せてもらったんですが…まぁ何というか…

先に断っておきますが、J職人というソフトを開発した会社Ｆや総販売元Ｆと、電話かけてきた会社Ａは別の会社でした。住所も全然違ったし(県からして違う)。

んで、送ってきた資料なんですが…

購入申込書だの、分割払いの申込書だの、アンケートだの、だけで…仕事の資料なし…

あの…これ見た感じだと…たんに売りつけるだけに見えますけど…？

開発会社Ｆのホームページ見ると、作っているのは企業向けのシステムとかパッケージとか。このソフトも、お値段的なこと考えても、企業の研修とかで使うことを想定して作られたものではないかなぁ。とか勝手に予想。企業で新人育てるのなら、新人さんのレベルとかも揃ってないし、教える側も1対1じゃないこともあるし、手間をかけられないし(OJTの場合なんか特に。自分の仕事も持ってるしね)で、こういうソフト使うのもアリなのかなーと。個人で学ぶなら、自分のレベルにあった本を10,000円もだして買ってくればいいですよね…＾＾；　開発環境の値段足すにしても、VisualStudio10万とか、SunのJavaなら無料とか…。なんで個人向けにセールスしてるんだろ…。

同じ封筒に、アンケート及び確認書って入ってたんですけどね。

(2) 勧誘にあたり、当社社員は、社名・氏名・商品の名前・同商品の勧誘・契約締結が目的であることを説明していますか？

いえ、在宅ワークが目的だと思いましたけど…？

(5) 当社から仕事の提供、業務等の紹介、斡旋があると説明を受けていませんか？

受けた…のかな？　これを修了して登録すれば「メーカー等から直接」仕事が来ると言われたってことは、この項目を逃れるように言ってるってことなんでしょうか？

これ、通信販売的にアウトなんじゃないでしょうかね？ ヽ(　　´　　∇　　｀　　)ノ

これじゃ職人じゃなくて商人だよマッタクモウ…

まぁ、ついでなのでソフトの内容…スクリーンショットが載ってたんですけどね、オブジェクト指向の説明で「ファイルをコピーするとき、ドラッグドロップするのがオブジェクト指向」って、それは違うんじゃないかなぁ…。たしかにwindowsとかの場合はそうだけど、それはwindowsの実装がそうなってるってだけで、ドラッグドロップ＝オブジェクト指向というわけでは必ずしもないんじゃ。てか超漢字とかの実身・仮身とかはどーなる？　(ぼそぼそ)

あ、仕事でプログラム組んでる身から言わせてもらいますと、使える人は欲しいけど、1ヶ月くらいの付け焼き刃はすぐボロがでますｗｗｗ