フォトニュース
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都市のヒートアイランド抑制にと、浴衣姿で打ち水をする参加者(東京・新宿区の都庁都民広場で)
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関東地方を中心に記録的な猛暑が続く中、昼休みの時間を期して住民が一斉に打ち水をすることで、都市部の気温が高くなるヒートアイランド現象に歯止めをかけようという「打ち水大作戦」が18日、東京などで始まった。
NPO(非営利組織)や国土交通省などでつくる「打ち水大作戦本部」が昨年に続いて企画したもので、25日まで繰り広げられる。
呼びかけ会場の一つとなった東京・新宿の都庁前の広場では、雨水や下水を浄化した再生水がビニールプールに用意された。正午の時報と同時に、同本部のスタッフらが浴衣姿で通行人らに打ち水を呼びかけ、広場のあちこちにバケツやひしゃくで水がまかれた。
この日の関東地方は朝から気温が上昇。気象庁の観測では、正午までに東京・大手町で34・1度を記録するなど厳しい暑さに見舞われ、各地の小学校や路地などでも、住民が水をまく光景が見られた。
作戦の実施時間は、期間中の毎日正午から午後1時まで。同本部では、100万人の参加と気温の2度低下をめざしている。
(2004/8/18/13:21 読売新聞 無断転載禁止)