|
トップ | 主要ニュース | 国内 | 海外 | 経済 | エンターテインメント | スポーツ | コンピュータ | 地域 |
|
|
経済総合ニュース - 11月16日(土)10時28分 |
音楽レコード大手の業績が軒並み大きく悪化している。業界最大手エイベックスが15日発表した9月中間連結決算で初の営業赤字となったほか、他社も赤字幅が拡大している。消費不況による買い控えやヒット作の不作に加え、パソコンや高速インターネットの普及で、高い音質を保ったままCDのコピーが簡単にできるようになったことが影響している。 エイベックスの9月中間連結決算は、売上高が「ドル箱」の浜崎あゆみさんのコンサート収入などに支えられて前年同期比7%増となったが、「コピーCDの広がりで3年間に1000億円の市場を失った」(依田巽会長兼社長)ことで、利益率の高い音楽CDなどの売り上げが減った。この結果、本業のもうけとなる営業利益が前年同期より23億円も悪化し、16億円の赤字に転落した。中間決算で営業利益が赤字に転落するのは初めてだ。 コロムビアミュージックエンタテインメントの営業利益の赤字額も前年同期の4800万円から8億円に膨らみ、ソニーミュージックエンタテインメントの赤字額は一気に150億円も増えた。いずれも「コピーの横行が一因となった」という。 日本レコード協会によると、インターネットからの録音やレンタル店のCDなどを利用して複製されたコピーCDは、今年1―6月だけで推計1億3000万枚に上る。国内の昨年1年間のCD生産枚数の3分の1に匹敵し、「放置すれば市場の先細りは確実」(同協会)という。 このためエイベックスやビクターがパソコンのハードディスクドライブ(HDD)に複製できない新譜CDを発売するなど、各社はコピー対策を急いでいる。(読売新聞) [11月16日10時28分更新]
前後の記事 - [経済総合] |
|
トップ | 主要ニュース | 国内 | 海外 | 経済 | エンターテインメント | スポーツ | コンピュータ | 地域 |